クレマチスの育て方と栽培カレンダー

パテンス系の品種

クレマチスには大きく分けて、つるを残し越冬する旧枝咲き(モンタナ系、パテンス系など)や地上部が枯れ翌年に新枝を伸ばす新枝咲き(ビチセラ系、ジャックマニー系など)と新旧両枝咲き(フロリダ系、ラヌギノーサ系など)があります。

20140415.jpg(2014.5.11撮影)
左:コロナ 中:ハーバートジョンソン 右:満州黄

購入した品種

(2014.4.15購入 イトーヨーカ堂大船店 100円x3個)

パテンス系の品種は一般に花が大きく、早咲きで、花火のような華やかさがあり、病害虫にも強く、挿し木での繁殖も容易です。ただ、クレマチスはどの品種も殺菌剤は必要です。

コロナ 20140415-1.jpg パテンス系、鮮明な赤紫色、花径13~16cm、開花期5~10月 旧枝咲き、弱剪定 中大輪系。花は咲き進むと花弁の周りが、白くコロナ状の覆輪になる。花つきがよく、見ごたえがある。
ハーバートジョンソン 20140415-2.jpg パテンス系、青~紫色、花径14~17cm、開花期5~10月 旧枝咲き弱剪定 早咲き大輪一重咲き。花は毎年5月頃から10月にかけ開花する。暖地では夏は開花は休みで、秋になると再び少々だが開花する。
満州黄 20140415-3.jpg パテンス系の原種、淡いクリーム色、花径12~15cm、開花期4~5月 旧枝咲き弱剪定 クリームホワイト色の代表品種。徐々に白色味を増していく。クリームホワイトの花弁と鮮やかな黄色の花芯の組み合わせが美しい。
  • 旧枝咲き:前年に伸びた枝から春に短い枝(1~3節)を出してそこに花を咲かせる
    新枝咲き:今年伸びた枝に花を咲かせる
    新旧両枝咲き:前年伸びた枝から春に芽を出し、それがある程度の長さ(5~6節前後)になると、そこに花を咲かせる。新旧両方の枝に花が付くのではなく、旧枝から伸びた新枝に花が付く。

  • 弱剪定(冬:枯枝や先端の芽のない部分を剪定、花後:花首下1~2節で剪定)
    「旧」と「新旧」枝咲きは秋以降むやみに強剪定(つるを今ある長さの半分以下に切り詰めること)しないことが大切です

栽培カレンダー

(参考)クレマチスの育て方/住友化学園芸

クレマチス年間管理表.gif

株づくり(3〜5月)

20140415-4.jpg

小苗のクレマチスにとって、大切な株づくりの季節です。つる1本だけを伸ばしてしまうと、たくさんの花を咲かせることが難しいので、最初の1年は株づくりに専念しましょう。

つるが6〜7節伸びたら、2〜3節残して剪定します。再度、新芽が伸びてきたら同じように剪定します。遅くても5〜6月までに、2回は剪定するとよいでしょう。

剪定(12〜2月)

20140415-5.jpg

春によい花を咲かせるために剪定します。まず、誘引を軽くほどいて、全体のバランスを見ながら剪定しましょう。

剪定は、丸く太ったよい芽の上で切るのが基本ですが、つるを伸ばしながら花芽をつくっていくこともあるので、むしろ全体のバランスを見てから、よい芽を選んで切ることをおすすめします。

やや細身の芽でも春に伸びれば花が咲きますが、枝数が少ない場合のみ残してください。枝数が多い場合は、細い芽は残さず剪定します。

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